特急カムイはJR北海道の特急電車で
北海道最大の都市、札幌と
人口が2番目に多い
旭川間で運行しています。
札幌・旭川間の移動で
特急カムイに乗車する時
座席や車内設備、料金を
分かりやすく、この記事で
解説していきます。
特急カムイの自由席と
指定席の座席と車内設備の
違いを知りたい
という疑問が解決できる
記事となっています。
特急カムイ
特急カムイはJR北海道の特急電車で
札幌・旭川間の所要時間は
1時間25分ほどです。
停車する駅は札幌・岩見沢・美唄
砂川・滝川・深川と旭川です。

車両は789系1000番台が
運用されています。

特急カムイには自由席とuシートの2種類あります
特急カムイには普通車自由席と
uシートと呼ばれる指定席の
2種類の座席があります。
特急カムイのuシートは
他のJRの特急にある
指定席料金を追加で支払えば
普通車自由席に着席できる
指定席とは違い
座席や車内設備のグレードが
アップしたものとなっています。
自由席とuシートの違い
特急カムイの自由席とuシートの違いを
みていきましょう。
自由席
特急カムイは5両編成で
4号車以外が自由席となっています。

座席
座席は2+2列の4列配置で
幅は僕の実測で47cmです。
リクライニングは他のJR特急列車の
普通車と同じぐらい倒すことができます。

札幌・旭川間は
特急ライラックも運行されています。
特急カムイの自由席は
特急ライラックの
自由席と指定席と
ほぼ同じ座席です。
座席まわり
座席まわりですが、駅弁やコンビニ弁当が
食べることができるシートテーブルや
シートポケットがついています。
ノートパソコンの作業も
することができる大きさの
シートテーブルです。
ただし充電コンセントはありません。
パソコンやスマホを利用するときは
バッテリーに気をつける必要があります。
荷物置き場
特急カムイ自由席の荷物置き場は
座席の上、網棚部分に置く
スペースがあります。
uシート
特急カムイの指定席と呼ばれる
uシートは4号車に
設置されています。

座席
座席は自由席と同じ
2+2列の4列配置ながらも
座席幅は僕の実測で約50cmで
自由席より、ゆとりがあります。

リクライニングは自由席より
深く倒すことができます。

自由席にはない上下に
動かすことができる
ヘッドレストもついています。

ヘッドレストやリクライニングを
好きな角度に調節すれば
快適に移動することができます。
座席まわり
自由席と同じ大きさのシートテーブルと
シートポケットの他に
自由席にはないドリンクホルダーが
ついています。
自由席にはない充電コンセントが
uシートにはついています。

パソコンやスマホのバッテリー切れに
困ることなく乗車することができます。
荷物置き場
特急カムイのuシートには
専用の荷物置き場があります。
大きなスーツケースでの
移動も可能です。
自由席にはない
とてもありがたい設備です。

車内設備
お手洗いや車内Wi-Fiを解説します。
お手洗い
男性用、男女共用、車いす対応のお手洗いと
多機能化粧室が設置されています。

多機能化粧室には防寒対策の
ドアがあり、個室になっています。

車内Wi-Fi
特急カムイには車内Wi-Fiがありません。
特急カムイのきっぷの購入方法と料金
特急カムイに乗車するための
きっぷの購入方法はいくつかあるので
代表的なものをあげていきます。
JRの駅で購入する場合
JR北海道をはじめ
全国のJRの駅窓口から
購入することができます。
駅で直接購入した場合
正規料金できっぷを購入するので
割引はありません。
札幌から自由席と
uシートの通常料金です。
(単位は円)
自由席 | uシート | |
岩見沢 | 1,600 | 2,130 |
美唄 | 2,440 | 2,970 |
砂川 | 2,830 | 3,360 |
滝川 | 3,040 | 3,570 |
深川 | 4,250 | 4,780 |
旭川 | 4,690 | 5,220 |
お得に乗車するなら「えきねっと」
JR北海道の特急電車や新幹線は
「えきねっと」でも購入ができます。
特急カムイの場合
札幌と岩見沢・旭川間に限定されますが
えきねっとトクだ値を利用すると
通常運賃より、uシートが
お得な値段で利用することができます。
札幌・岩見沢間は
乗車券は別に購入しますが
(交通系ICカード利用可)
えきねっとトクだ値の
チケットレス特急券を利用すると
2,130円の35%割引の
1,720円で乗車できます。
札幌・旭川間は
えきねっとトクだ値で2,860円です。
えきねっとで予約し
きっぷをJR北海道の駅窓口や
自動券売機で受け取ることになりますが
5,220円が2,860円で
uシートに乗車することができます。
とてもお得です。
注意点
特急カムイに乗車するにあたり
いくつか注意点をあげます。
札幌・旭川間は特急ライラックもある
札幌から稚内や網走行きの特急も
旭川を通りますが
それとは別に特急カムイと
同じ札幌・旭川間には
特急ライラックが運行されています。
乗り違いに注意してください。
特急ライラックより運行本数が少ない
2022年10月時点ですが
特急カムイの札幌から
旭川の運行本数は8本に対し
特急ライラックは11本あります。
予約時に特急カムイか
ライラックかを確認することを
おすすめします。
グリーン車がない
札幌・旭川間の特急ライラックにある
グリーン車が特急カムイはありません。
グリーン車を利用したい場合
特急ライラックや
他の特急に乗車することになります。
車内販売や自動販売機がない
特急カムイには車内販売や
自動販売機がないので
車内で飲食をする場合
乗車する前に食べ物や飲み物を
購入しておきましょう。
車内Wi-Fiがない
JR北海道エリアで車内Wi-Fiが
利用できるのは札幌近郊を走る電車と
快速エアポートだけです。
特急カムイでの
車内Wi-Fiサービスはないので
ご注意ください。
えきねっとトクだ値で購入する時の注意
えきねっとトクだ値を利用する場合の
注意点をあげていきます。
販売区間が札幌と岩見沢・旭川間に限定されている
えきねっとトクだ値
(チケットレス特急券)の
設定区間は札幌と岩見沢間限定です。

750円はuシート(指定席券)の
料金なので、札幌と岩見沢間の乗車券を
別途970円で購入するか
交通系ICカードで乗車することになります。
札幌と旭川間で販売されているのは
きっぷの発行が必要となる
えきねっとトクだ値です。

設定区間が札幌と旭川間限定で
JR北海道の駅や券売機などで
事前にきっぷの発行が必要となるので
ご注意ください。
【特急カムイ】自由席とuシートの違いのまとめ
札幌や旭川をJR北海道の特急カムイで
移動する時、席選びで迷っている方へ
この記事の内容をまとめました。
①特急カムイには普通車自由席と
uシートがあります。
②uシートは他のJRの特急とは違い
指定席料金530円を支払うだけで
座席の質、車内設備が格段に違ってきます。
③uシートには自由席より
座席のリクライニングが深く倒せ
充電用コンセントや
大きなスーツケースが置ける
荷物置き場があります。
④札幌と旭川間には
停車駅が全く一緒の
特急ライラックがあるので
乗り間違えに気をつけてください。
⑤特急カムイにはグリーン車が
ありません。グリーン車の乗車希望なら
特急ライラックや
札幌と稚内や網走行きの特急を
おすすめします。
⑥特急カムイには車内販売や
飲み物の自動販売機がないので
飲食類は事前に購入することになります。
⑦特急カムイには車内Wi-Fiはありません。
⑧札幌・岩見沢と旭川間に
限定されますが、えきねっとトクだ値で
購入すれば、とてもお得な料金で
特急カムイに乗車できます。
⑨札幌と岩見沢間限定で販売されている
えきねっとトクだ値は
チケットレスの特急料金のみの販売です。
⑩札幌と旭川間限定で販売されている
えきねっとトクだ値は
えきねっとで予約購入後
JR北海道などの駅や券売機で
きっぷを発行します。
JR北海道の特急カムイ自由席と
uシートと呼ばれる指定席があります。
uシートは自由席より530円多く料金が
かかりますが、座席や充電コンセント
荷物置き場の設備が充実して
個人的におすすめです。
北海道旅行で札幌や旭川に行く時には
特急カムイを利用してみては
いかがでしょうか。