旅行雑記

高齢者と一緒に旅行する時の注意点

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名古屋に住んでいる祖父が
近鉄特急「ひのくに」に乗車したい
と言う事で、敬老祝いを兼ね
2人で電車旅をしました。
実体験から高齢者と同行する
旅行の注意点をあげます。

相手の要望を一度聞く

祖父は鉄道が大好きで
Youtubeでいつも何かしらの
鉄道動画を見ていています。
その影響で大阪まで
関西本線のワンマン電車に
乗りたいと言いだしました。

初めは大丈夫なのか、と思いつつ
私は名古屋から新大阪まで
新幹線移動を勧めるも
行きは普通列車に乗り
帰りのルートで、ひのとりの豪華さを
体験したいとの事なので
この要望に応えました。

無理矢理、新幹線ルートでねじ伏せても
旅行の楽しさが半減したら
せっかくの旅行も楽しさが台無しなので
まずは相手の意見を一度聞いて見る事が
大事だと思いました。


この要望から健康面と緊急事態対策を
考えます。

健康面の対策

高齢者の自己申告は一度疑う

せっかくの旅行なので
無理してまでも頑張って出かけると思い
健康面で大丈夫かと祖父に問いかけたら

予想通り「大丈夫」
と言ってきました。


しかし、そこは厳重にチェックする
予定だったので
次のステップに進みます。

出かける前に検温

コロナ対策もありますが
出かける前に検温を実施。
体温が日常との差異があると
祖父の健康自体にNGが生じてる
可能性があり危険です。

平熱より高ければ
旅行を中止するつもりでしたが
特には問題はありませんでした。

健康保険証、持病の薬、お薬手帳のチェック

検温をクリアしたので
祖父が日常使ってるウエストポーチに
健康保険証、お薬手帳が入っている事を
確認しました。


健康保険証やお薬手帳は
慣れない土地で何か起こり
救急外来に駆け込んだときに
絶対に必要とされるアイテムです。


そして祖父は
幸い持病の薬がないので
携帯しませんでしたが
持病を持っている高齢者と
旅行をする場合
薬の携帯も必須です。

筋力低下を考慮

事前の下調べと重なりますが
高齢者の転倒は危険が
大きい
ので筋力低下を考慮した
スケジュールを組んでいます。

水分補給

特に夏は熱中症や脱水症状の危険が高まります。
のどが渇いたと感じる前に定期的に
水分がとれるよう声かけをし
祖父がいつでも水分補給ができるよう
1Lのペットボトルの水を
私が持って移動しました。

温度調節可能で動きやすい服装

旅先だからと言い
おめかし用の服装を選びがちですが
動きやすさや体温調節は
私では分からない
ので
着る服や、動きやすい靴は
祖父自身で決めてもらいました。

マスク着用

特に祖父には呼吸器系などに
疾患はないためマスク着用を
徹底させました。

もし呼吸器系疾患がある場合は
事前に医師への確認が必要です。

事前に旅行行程の下調べ

移動時間

祖父が同行する事を考慮し
余裕を持ち、さらにラッシュアワーに
遭わない
ように
スケジュールを組んでいます。

私ひとりなら青く囲った列車でも
大丈夫ですが
祖父のペースを考えると
ラッシュアワーを避け
スローペースで歩けるよう
赤く囲った列車での移動と
なりました。

引用 JR東海

エレベーター・エスカレーターの位置確認

祖父を駅の階段で移動させるのは
絶対に嫌だったので
エレベーター・エスカレーターの
位置を事前にチェックしています。
特に大都市圏のターミナルでは
このチェックが必要です。


一例ですが大阪メトロなんば駅から
近鉄難波駅までの移動を
バリアフリールートで確認し
それに従って移動します。

下の駅構内図、青で囲った部分が
実際に移動したルートです。

引用 大阪メトロ

トイレの場所

旅行中は移動が多い分
脱水症状や消化器系の
トラブルの危険や
トイレが近くなりがちなので
トイレの場所をチェックしています。

相手のペースに合わせる

私が先に歩いて先導しても
途中で見失なったり
転んだのを見過ごす可能性などの
危険が潜んでるので
エスカレーター以外は
基本祖父の後方につき
祖父のペースに合わせて歩きました。
後ろにいる事で
祖父の前方で何か起きそうな時は
自分が急いで前に出て
ガードする事ができます。

休憩をこまめにとる

健康面でもあげましたが
熱中症、脱水症状や
足腰を休めるためにも
こまめに休憩をとりました。

それでも何かは起きる

当初、名古屋駅の駅弁を食べたいと言う
リクエストがあったので
駅弁を購入し電車に乗車する
プランをたてていたのですが

突然、祖父が
「コンビニのおにぎりでいい!」

と言いはじめ祖父の一言で急遽
駅弁プランを変更することに。
自分が駅弁売り場に行って
購入することも提案しましたが
祖父がコンビニのおにぎりと
言い張るのでプランを変えました。

このような想定外の事が起きます
臨機応変に対応しました。

まとめ

高齢者と旅行する時は
高齢者の健康面の考慮
無理のないスケジュール
とっさのトラブル対応などの
事前のリサーチが必要です。


神経質なぐらいに考えましたが
そのおかげで祖父と楽しく
大阪日帰り旅行が出来ました。

祖父も大変喜んでたと
祖母から後日聞きました。
敬老の日の記念になって
よかったです。