鉄道の旅

東海道新幹線 最新型車両【N700S】普通車もおすすめする3つの理由

東海道新幹線N700Sは
2020年7月に運行を開始した
東海道新幹線の最新型車両です。

グリーン車は
いちばんグレードが高いので
もちろん、おすすめですが

普通車もおすすめするポイントが
3つあります。

JR東海の
東海道新幹線普通車とは
自由席と指定席のことを言います。

あわせて座席や車内設備の
解説もしていきます。

この記事は

最新型車両N700Sの普通車が
どうなっているのか知りたい。

最新型の新幹線普通車は
本当に快適なのか。

できるだけ安く乗車できる
方法を知りたい。

と言うような問題を解決する
内容になっています。

新幹線N700S系

東海道新幹線N700Sの正式名称は
新幹線N700S系電車で
単にN700Sとも言われています。

この車両はN700シリーズの中で
最高を意味する 
“Supreme(スプリーム)”の
頭文字「S」をつけ
N700Sと名付けられました。

東海道新幹線以外にも
JR西日本の山陽新幹線
グリーン車は連結されてませんが
JR九州の西九州新幹線でも
運用されています。

東海道新幹線【N700S】普通車もおすすめする
3つの理由

N700Sに何度も乗車した僕が
普通車をおすすめする理由は
次の3つです。

・より快適になったリクライニング

・全席に電源コンセント完備

・予想以上に便利な多目的フックの新設

それぞれのおすすめする理由を
くわしく見ていきます。

より快適になったリクライニング

2023年1月時点、東海道新幹線で
多く運用されてる
N700Aのリクライニングは
背もたれだけが倒れるものですが

最新型車両の
N700Sのリクライニングは
背もたれを倒すと同時に
座面も連動して沈み込む
構造となっています。

リクライニング角度は
最大28度まで倒すことができ
普通車でも快適な移動を
することができます。

全席に電源コンセント完備

N700Aまでの普通車の
電源コンセントは
窓側の席だけでしたが
N700Sでは全席に
設置されています。

東海道新幹線の普通車の場合
電源コンセントを求め
窓側を選ぶという方が
結構多いのですが
N700Sでは通路側でも
スマホやノートパソコンの
充電ができるようになり
とても便利になりました。

予想以上に便利な多目的フックの新設

N700Sの普通車には
座席背面部に多目的フックが
新設されました。

背もたれ左上にあるのが多目的フック

この多目的フックは5㎏までの荷物を
かけることができ
駅弁などの飲食類や軽い上着など
わざわざ荷棚に
のせるまでもない荷物を
フックにかけるだけで済むので
予想以上に便利です。

【N700S】普通車の座席と車内設備

N700S普通車の座席

座席は2+3の5列配置で
横幅は450mm
シートピッチは1,040mmです。

N700Sの背もたれは
N700Aより薄いので思いのほか
シートピッチが広めに感じます。

座席のリクライニングは
おすすめする理由でもあげたように
普通車は28度ですが
思いのほか倒すことができます。

最大に倒すと
後部座席の乗客に
顔が見えるのではと
心配になるぐらいです。

座席にあるひじ掛けは
AとE席にある固定された
ひじ掛け以外は
上げることができます。

隣の座席に乗客がいない時は
ひじ掛けを上げると
とても広く感じます。

座席まわりの設備

全席電源コンセント完備

おすすめする理由でもあげましたが
全席電源コンセント完備です。

電源コンセントが座席にあるのは
本当に助かります。

通路側の座席で充電ができなかったり
電源コンセントのために窓側の席を
あえて選ぶことがなくなりました。

多目的フック

多目的フックも
おすすめする理由でもあげましたが
手元に軽いものを
かけることができるので
わざわざ荷棚に収納せずに済みます。

シートテーブル

N700S普通車の
シートテーブルの大きさは
N700Aのものと
ほとんど変わりません。

ノートパソコンを広げられる
大きさはあるので
パソコン作業をグリーン車だけでなく
普通車でもすることができます。

車内全体

車内はN700Aの普通車より
とても明るくなっています。

特に夜間に乗車すると
車内の明るさの違いが分かります。

照明はLED間接照明を採用

停車駅に近づくと荷棚の
照度も上がるので
荷物の取り忘れを防いでくれます。

座席の色はN700Aより
濃いブルーになり
側壁は飛行機のような
デザインになっています。

N700Sの側壁が飛行機のような
デザインがわかるように
JALの普通席の機内も
アップしておきます。

床はグリーン車のように
カーペットは敷かれてないので
他の乗客の足音が、人によっては
気になるかもしれません。

車内設備

荷物置き場

荷物置き場は
座席の上にある荷棚と
特大荷物スペースがあります。

荷棚に置ける荷物は
飛行機の機内持ち込みができる
スーツケースなら
余裕で置くことができ
特大荷物スペースに
置かなくてもいい荷物なら
のせることができます。

普通車内の荷棚には
結構大きなスーツケースが
置かれています。

荷棚に置くことができない荷物は
一部の指定席の最後列にある
特大荷物スペースを
利用することになります。

特大荷物とは
荷物のサイズの
縦、横、奥行きの合計が
160〜250cm以内のものです。

最後列は上り東京方面なら1列目
下り新大阪方面なら20や17列目など
号車によって異なります。

東海道新幹線の
座席配置の詳細は→こちら

特大荷物スペースを利用する場合
きっぷ購入と同時に
利用予約(無料)が
必要となります。

利用予約がない場合
持込手数料1,000円を払い
特大荷物スペースを
使用することになります。

特大荷物の持ち込みルールや
詳細は→こちら

JR東海ツアーズが販売する
ぷらっとこだまや
新幹線ダイレクトパックには
特大荷物スペースが利用できる
オプションがないので
ご注意ください。

お手洗い

N700Aの一部の車両では
ウォシュレット機能がある
お手洗いはありませんでした。

それに対し、N700Sのお手洗いには
すべてウォシュレット機能が
ついています。

1と3、5、7、13、15号車のデッキに
男性小用、個室トイレが
11号車には多目的トイレがあります。

車内Wi-Fi

新幹線車内では
Shinkansen Free Wi-Fiを
利用することができます。

場所によっては
電波の届かなかったり
のぞみ号のS work車両にある
「S Wi-Fi for Biz」に比べると
通信速度はかなり落ちます。

S work車両は「のぞみ7号車」にある
リモートワークやPC作業などをする
ビジネスパーソンに特化した車両で
JR東海のスマートEXや
エクスプレス予約限定の商品です。

引用 JR東海

S work車両の詳細は→こちら

液晶LED表示装置

ドア上にあるLEDの表示装置は
N700Aでは基本、白とオレンジ
赤、青色しか使わていませんでした。

それに対しN700Sの表示装置は
フルカラーの液晶LEDで
大きさもN700Aよりも1.5倍になり
とても見やすくなりました。

停車駅の乗り換え案内などが
さらにわかりやすく
表示されるようになりました。

できるだけ安く乗車するなら

少しでも安くお得に
N700Sに乗車する方法が
いくつかあるので
ご紹介します。

ぷらっとこだま普通車指定席プラン

JR東海ツアーズ が販売している
ぷらっとこだま普通車指定席プランなら
こだま号限定ですが
1ドリンクがついて
とてもお得に
乗車することができます。

ぷらっとこだまの
料金の詳細は→こちら

2023年1月時点
こだま号で運用されている
N700Sは限られているので
事前にJR東海のサイトで
確認してから
ぷらっとこだまの予約をするのを
おすすめします。

N700Sの運行ダイヤは→こちら

ぷらっとこだまの
おすすめポイントや
注意点を書いた記事もあるので
ご参照ください。

スマートEXとエクスプレス予約

JR東海が販売してる
会員向けのスマートEX
エクスプレス予約
早得を利用すれば
のぞみ号の指定席に
お得に乗車することができます。

東京(品川も含む)
名古屋と新大阪間の
EX早特21ワイドの料金

  EX早特21ワイド 通常期の「のぞみ」号の料金
名古屋 9,800 11,300
新大阪 12,370 14,720

会員費無料のスマートEXと
年会費1,100円がかかるEX予約は
商品や割引率が異なりますが
東海道新幹線内の
早得商品はスマートEXも
エクスプレス予約も同じ値段です。

宿泊付きならホテルプラン

各旅行会社が販売している
宿泊付き新幹線プランなら
新幹線の往復運賃と
ホテル代がセットとなって
個別で予約するより
とてもお得で便利です。

東海道新幹線の宿泊プランなら
JR東海ツアーズが販売している
新幹線ダイレクトパックや
日本旅行が販売している
JR・新幹線+宿泊セットプランも
おすすめです。

【N700S】普通車もおすめする理由のまとめ

2020年に運行を開始した
東海道新幹線の最新型車両
N700S普通車をおすすめする理由や
座席、車内設備についてまとめました。

N700Sのリクライニングは
N700Aの背もたれだけが 
倒れるものと異なり
座面も連動して沈み込むので
普通車でも快適に乗車することが
できます。

N700Aには窓側の席にしかなかった
電源コンセントがN700Sでは
全席に設置され、充電で困ることが
なくなりました。

多目的フックが座席に設置され  
駅弁や軽い上着などが 
手の届くところにかけることができ
わざわざ荷棚に置く必要が
なくなりました。

車内はLED間接照明を取り入れ
とても明るくなっています。

荷物置き場は座席頭上にある荷棚と
特大荷物スペースがあります。

車内ではShinkansen Free Wi-Fiが
利用できます。

ドア上にある表示装置は
フルカラーの液晶LEDで
大きさもN700Aよりも1.5倍になり
とても見やすくなりました。

少しでも安く乗車するなら
JR東海ツアーズが販売している
ぷらっとこだま普通車指定席プランや
宿泊付きの新幹線ダイレクトパック

JR東海のスマートEXや
エクスプレス予約の
EX早特21ワイドが
おすすめです。

東海道新幹線の最新型車両
N700Sはまだ新車の匂いがする
ものもあります。

のぞみで東京や大阪
名古屋間などを移動する時
あえてN700Sで運用されてる便に
乗車してみては
いかがでしょうか。