東北新幹線E5系「はやぶさ」は
国内最速の新幹線で
新幹線のファーストクラスとも
呼ばれるグランクラスを
連結している新幹線です。
E5系新幹線のグランクラスも
さることながらグリーン車の
乗り心地もとてもいいので
グリーン車をおすすめする
ポイントを紹介していきます。
乗車データ
・乗車日 2021年7月
・乗車した新幹線
はやぶさ48号
・時間 新函館北斗駅 18:40発
東京駅 23:04着
・料金 30,020円
(運賃:11,180円
グリーン料金:18,840円)
運賃は東京〜函館駅間の
往復割引適用
・運行会社 JR東日本と北海道
・停車駅 新函館北斗から盛岡までの各駅と
仙台、大宮、上野、東京駅
東北新幹線E5系【はやぶさ】
はじめに
新函館北斗から東京駅まで
乗車しているので
東北・北海道新幹線と
表記するところですが
JR東日本の車両なので
今回は東北新幹線表記で
統一しています。
東北新幹線E5系は
JR東日本の東京駅から
JR北海道の新函館北斗駅まで
東北・北海道新幹線を走行します。

東海道新幹線で例えると
停車駅の数が少ない「のぞみ」が
東北・北海道新幹線の「はやぶさ」に
該当します。
東京から新函館北斗駅までは
東北新幹線E5系のほか
JR北海道の車両
北海道新幹線H5系も
1日数本運行されています。
北海道新幹線H5系と
東北新幹線E5系と大きな違いは
車体のロゴが北海道を
モチーフにし
車体の中央帯が紫色になってたり
内装が異なっている点です。

主な停車駅と東京駅からの料金
運行列車によって
停車駅は変わりますが
主な停車駅は東京、上野、大宮
仙台、盛岡、新青森、新函館北斗駅です。
東京駅から主要駅の
運賃とグリーン料金を合わせた
片道料金は以下の通りです。
東京駅からの行先 | 料金 |
仙台 | 15,070円 |
盛岡 | 18,670円 |
新青森 | 22,380円 |
新函館北斗 | 30,940円 |
東北新幹線E5系をおすすめする5つのポイント
僕が東北新幹線E5系を
おすすめする理由を
くわしく述べていきます。
① 落ちついた空間
ベージュ色のを基調としたシートに
木目調の荷物置き場
照明はホテルのロビーなどで
使用されている温かみのある
電球色が使われ
とても落ちついた空間に
なっています。

とても落ちつくので
快適に移動ができます。
僕もあまりの心地よさに
長い時間眠ってしまいました。
② 座り心地のいいシート
グリーン車の座席は
2+2の4列で
シートの横幅は475mm
シートピッチは
東海道新幹線のグリーン車と
同じ1,160mmです。

176cmの僕でも足元に
余裕を感じました。

手動で調節する
リクライニングは
角度が31度まで
倒すことができます。
これが結構深く倒れます。
E5系新幹線にはフットレストが
ありませんが
東海道新幹線のグリーン車にはない
電動のレッグレストがあり
好みの角度に調節することが
できます。

頭の部分には手動で調節ができる
ヘットレストがついています。

手動のリクライニングと
ヘットレスト
電動のレッグレストを
自分好みで調節すれば
体が包みこまれるような
とても座り心地がいい
シートを作ることができます。
③ グランクラスと同じデッキ
「はやぶさ」のグリーン車は
9号車にあり、隣の10号車には
グランクラスです。

お手洗いなどがあるデッキは
グリーン車のある9号車にあり
グランクラスから
いちばん近いお手洗いも
9号車のデッキとなるので
グリーン車の乗客は
グランクラスの乗客と
同じデッキを使用する
ことになります。

少しだけグランクラスに乗車した
気分になれるのも、うれしいです。
④ グランクラスより安い運賃
グリーン車の料金は
普通車指定席よりは
上がりますが
グランクラスに比べると
お手頃な料金です。
東京駅から主要停車駅までの
通常期の普通車指定席と
グリーン車、グランクラスの
(アテンダントによる
車内サービスあり)
料金は以下の通りです。
仙台 | 盛岡 | 新青森 | 新函館北斗 | |
普通車指定席 | 11,410円 | 15,010円 | 17,670円 | 23,430円 |
グリーン車 | 15,070円 | 18,670円 | 22,380円 | 30,940円 |
グランクラス | 20,310円 | 23,910円 | 27,620円 | 39,320円 |
⑤ JR四国8600系でも採用
JR四国8600系グリーン車は
JR東日本のE5系を
採用しています。
僕が以前乗車した
JR四国8600系「特急しおかぜ」と
東北新幹線のE5系のグリーン車は
ほぼ同じシートです。
ただJR四国8600系
「特急しおかぜ」の
グリーン車のシートには
フットレストがついています。


シート設備
シートテーブル
シートテーブルは
とても厚みがあり
ひじ掛けから出る
テーブルもついてます。
お弁当など飲食するには
十分な大きさで
ノートパソコンを置いても
大丈夫です。
シート前面にはドリンクホルダーも
ついています。

読書灯
ヘットレストの横には
手元を照らす読書灯が
ついています。
ひじ掛けにあるコントローラーで
読書灯のON・OFが可能です。
車内照明がとても
落ち着いた感じなので
手元が見えづらい時に
読書灯があるのは
とても便利です。
充電コンセント
E5系でも最前列と最後列
通路側にしかコンセントがない
普通車指定席に対し
グリーン車には
コンセントが各座席に
装備されています。
スマホやノートパソコンの
充電をすることができ
移動中のバッテリー切れに
こまることなく移動ができます。

コントローラー
コントローラーは
真ん中のひじ掛けの下にあり
レッグレストの調節や
読書灯のスイッチを
操作することができます。
コントローラーはシンプルな
デザインなので各設備の操作が
しやすいです。

車内設備
車内Wi-Fi
車内では「JR-EAST FREE Wi-Fi」を
利用することができ
青函トンネル内でもつながります。

スマホやパソコン作業なども
できるので、移動時間を
有効に活用することができます。
お手洗い
9号車デッキにはバリアフリーの
多機能トイレが設置されています。
電動車いすを利用している方でも
とても使いやすい仕様となってます。
オストメイト対応トイレで
ベビーベットやベビーキープも
あるので、安心して赤ちゃんの
おむつ替えもできます。
便座にはウォシュレットも
ついています。

そのほか9号車デッキには
男性小用トイレと洗面台も
あります。
荷物置き場
座席の上にある荷物置き場でも
2泊3日ぐらいできる
スーツケースを置くことができますが
さらに大きなスーツケースなどは
9号車デッキに荷物を
おくスペースがあります。
東海道・山陽新幹線や
九州新幹線にはない
スノーボードがおけるのも
東北・上越新幹線ならではの
荷物置き場となっています。

東北新幹線 やまびこ・なすのでもE5系に乗れる
東北新幹線「はやぶさ」以外の
「やまびこ」と「なすの」でも
E5系新幹線が運用されているので
JRやJTBの時刻表で
事前に確認すれば
E5系新幹線に乗車することが
できます。
注意点
事前に停車駅の確認が必要
東京駅と新大阪駅をむすぶ
東海道新幹線「のぞみ」の停車駅は
東京、新横浜、名古屋
京都、新大阪駅と
固定されていますが
東北新幹線「はやぶさ」は
列車により停車駅が違うので
事前の確認が必要です。
● はやぶさ 111号 盛岡行きの停車駅は
東京、上野、大宮
仙台から盛岡までの各駅です。
● はやぶさ 33号
新函館北斗行きの停車駅は
東京、上野、大宮
仙台、盛岡、新青森から
新函館北斗駅までの各駅です。
このように
仙台から盛岡までの各駅に
停車したり
仙台から盛岡まで
停車駅がない列車などが
あります。
東北・北海道新幹線を直通で利用する時の料金
東北・北海道新幹線を直通で
利用する場合
東海道・山陽新幹線を直通する場合と
違う料金計算をするので
ご注意ください。
東海道・山陽新幹線を直通で
グリーン車を利用する場合
東京から博多駅の区間は
JR東海・西日本関係なく
料金が設定されています。

(例)JR東海の東京駅から
JR西日本の新神戸駅まで
グリーン車を利用する場合
運賃 9,460円と
グリーン料金 10,790円を
たした 20,250円が
グリーン車に乗車する料金と
なります。
それに対し
東北・北海道新幹線を直通で
グリーン車を利用する場合
JR東日本と北海道
各会社のグリーン料金を
たしたものに
運賃をたす仕組みに
なっています。
(例)JR東日本の東京駅から
JR北海道の新函館北斗駅まで
グリーン車を利用する場合
JR東日本の東京駅から
新青森駅までの
グリーン料金 12,040円に
JR北海道の
(新青森から)新函館北斗駅までの
グリーン料金 6,800円
をたした 18,840円が
グリーン料金となり
さらに東京駅から
新函館北斗駅までの運賃
12,100円をたすので
30,940円が
グリーン車に乗車する時の
料金となります。
自由席の設定がない
東北新幹線「はやぶさ」には
自由席の設定がありません。
自由席の設定がある東北新幹線は
盛岡行きなどの「やまびこ」や
郡山行きなどの「なすの」と
なります。

東北新幹線E5系おすすめポイントのまとめ
東北新幹線E5系グリーン車を
おすすめする理由をまとめました。
● 落ちついた空間
● 座り心地のいいシート
→快適に移動ができます。
● グランクラスと同じデッキ
● グランクラスより安い料金
→少しでもグランクラスに
乗車した気分になれます。
● JR四国8600系でも採用
→関東や東北
北海道のかたでも
JR四国のグリーン車に乗車した
気分になれます。